[小ネタ]AWSドキュメントの過去の更新履歴が見れる様になっていました
Bonjour、AWS事業本部のニシヤマです。
本日7月7日は弊社の16周年の記念日です。創立記念日ということで多くのブログが公開され荒れ狂っております。
AWSドキュメントのアップデート履歴見てますか?
いきなりですが皆様はAWSドキュメントのアップデート履歴見てますでしょうか。
先日、ふとElastiCache(Redis)のアップデート履歴から機能追加されたタイミングを確認しておりました。そんな時にスクロールしてて気づいたのですが、AWSのドキュメント履歴に過去の更新が表示されている...
いつから追加されていたのかは定かではありませんが、以前は上部に表示されている最新の更新のみだったかと思います。
こちらの2018年3月以前
の更新ですが、サービスによって以前の更新
や前年の履歴
といった目次の場合もありますが、概ね2018年までのユーザガイドの更新が記載されており、2019年以降はページ上部の履歴に記載されている様です。また当然といえば当然ですが、2018年以降に発表されたサービスでは過去の更新の表自体がありませんでした。
ちょっと古いサービスを見てみる
AWSですがこちらのブログを参考にした所、初期に存在したサービスとしてSQS、S3、EC2、CloudWatchがあり2006年には存在していた様です。それらのサービスの過去の履歴を遡るといつの情報まで参照できるか見てみます。
SQSの一番過去の履歴
SQSは過去の履歴
に該当する表がありませんでしたが一番古いもので2012年11月5日
の更新が確認できました。
S3の一番過去の履歴
S3に関しては2009年11月11日
の更新が一番古いものでした。
EC2の一番過去の履歴
EC2に関しては、Linux用ユーザガイドが2010年2月22日
、Windows用ユーザガイドが2010年2月22日
の更新が一番古いものでした。
Linux用ユーザガイド
Windows用ユーザガイド
CloudWatchの一番過去の履歴
CloudWatchについては2010年12月2日
の更新が一番古いものでした。
若干ばらつきがありますが2010年より前の更新についてはなさそうです。
こんな使い方も
最初にご紹介したElastiCacheの様にサービスによっては、最初のユーザガイドのリリースを確認することも可能です。 そのため、リリースされてから現在までの更新の履歴を見ることができるのでそのサービスがどの様にアップデートされて現在の姿になったかを理解する手助けになるのではないかと思います。
おわりに
この過去の履歴が以前からあり見落としていただけなのかについては確認できませんでしたが、各サービスの履歴を追うことでサービスがいつリリースされたものなのか(リリース以前に構築したシステムには導入できなかった)や、似た様なサービスで選定に迷った場合に機能追加の経緯を追うことでサービスの当初の思想を理解して判断の助けになるのではないかと思います。 この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。